小豆
和菓子や赤飯でお馴染みの小豆。古来より日本食として食べせれてきた小豆ですが、その効能についてはあまり知られていません。小豆の持つ素晴らしい栄養価とその効能についてご紹介します。
◎小豆に含まれるポリフェノール含有量は 赤ワインの1.5倍~2倍!
お茶に含まれるカテキンの仲間の成分が多く、その他、蕎麦のルチン、葡萄種子に多いプロアントシアニジンが含まれ、強い抗酸化作用を持つ小豆ポリフェノール。
体内の活性酸素をやっつけて細胞レベルからアンチエイジング!
体の内側から若々しさを保つ効果があります。
◎豊富な食物繊維!
乾燥小豆よりも茹でた小豆は食物繊維がアップします!
食物繊維とオリゴ糖が大好きな善玉菌はこれらを食べて腸内環境を調えてくれます。
また、悪玉菌の増殖も抑えてくれます。
食物繊維は便秘解消、発がん物質などの有害物質を体内から除去してくれる、デトックス効果があると言われています。
◎サポニンで悪玉コレステロール、中性脂肪を抑制!
ドロドロ血からサラサラ血へ。サポニンを含む小豆は動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、メタボリック予防にすぐれた食品です。サポニンは小豆の煮汁に多く含まれています。
◎血糖値の急上昇を抑制!
一般的な砂糖は血糖値を急上昇させますが、小豆ポリフェノールと組み合わせ摂取すると血糖値は緩やかな上昇となります。血管への負担を軽減し、糖尿病の予防にも効果的です。
◎砂糖を入れて煮た方が良い!?
小豆に砂糖を加えて加熱すると、ポリフェノールと同じ働きをする抗酸化作用物質「メラノイジン」という物質ができます。砂糖を加えることでさらに抗酸化作用をパワーアップさせることができます。
◎鉄分はほうれん草より多い!
鉄分といえばほうれん草とよく耳にしますが、練り餡の小豆は茹でたほうれん草の約1.5倍。貧血予防、鉄分摂取に小豆は最適!
◎たっぷりのカリウムとサポニンでむくみ解消、高血圧予防!
茹でた小豆のゆで汁にはカリウムがたっぷり。カリウムとサポニンは水に溶けやすく、小豆の煮汁に多く含まれています。
◎美肌効果に欠かせないビタミンB群が豊富!
B2、B6で美しいお肌や、髪、爪を保ちます。
肌荒れが気になる方は日常の食生活に取り入れることをおすすめします。
◎人体を構成するアミノ酸20種類が全て小豆には含まれている!
小豆は人体で生成できない9種類のアミノ酸も基準値に近い又はそれ以上に含まれています。
いかがでしたか?あんなに小さな小豆に秘められた驚きの事実!
小豆は体が喜ぶとても素晴らしい食材です。
甘い和菓子に限らず、日常的に取り入れる工夫を意識したいですね。
※こちらの情報は加藤淳先生の著書:「小豆のチカラ」より一部抜粋、引用しています。